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出雲神楽 【見 々 久 神 楽】
[見々久神楽の始まり]
文化10年或は明治13年とも伝えられる中、江戸後期に神職神楽を習い覚えたのが始まりとされている。
[見々久神楽の歩み]
昭和33年2月指定団体「見々久神楽保持者会」と団体名、組織等を整え正式に発足した。
昭和34年8月、出雲市無形文化財第1号の指定受ける。さらに、昭和36年6月、島根県無形文化財
の指定を受けることになった。
こうした過程を経て、氏神である御﨑神社例祭の神楽奉納、隣接市町村など広範囲から公演依頼が
増えていく中、特筆すべきものとして四国香川県の「金刀比羅宮」の例大祭には、昭和36年初奉納以
来今日まで毎年秋の例大祭に神楽の奉納公演を行っている。
大規模なステージ上演では、「中国四国地区民族芸能大会」に三度にわたり島根県代表として出演
している。
また「神楽フェスティバル」では厳しい審査を経ての出演など大舞台での公演も見事に行っている。
このような華やかな場面での活躍もさることながら、一方では「地域社会との連携」にも積極的に関わ
っている。地元小・中学校、幼稚園での神楽上演を通して、児童に舞の手ほどきを指導すると共に子
供神楽の推進など発展的交流に努め地域に根ざした活動を積極的に行っている。
[真正 見々久神楽]
昨今では、華やかな演出に凝り、煙りを立て火花を散らしたり するショー的な改革神楽の上演が行
われていますが、これは本来の神楽とは言い難い。もともと神楽は芸能ではなく、神事に仕える神聖
な舞いを云う。
出雲神楽の中でも見々久神楽は、古代から伝承された古形の神楽を維持し、素朴でも真正な神楽を
舞い続けている。
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